こんにちは。岐阜県揖斐郡池田町の歯医者「さくら歯科」です。
親知らずは、一般的に20歳前後に生えるとされていますが、個人差が大きく、10代後半から30代まで幅広い年齢層で見られます。そのため、親知らずがいつ生えるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、親知らずの生える時期や生え方の特徴、痛みや腫れを伴う場合の対処法、抜歯が必要なケースについて詳しく解説します。
親知らずはいつ頃生えてくる?

親知らず(第三大臼歯)は10代後半から20代前半にかけて徐々に萌出(ほうしゅつ)し始める歯です。上下左右の奥歯のさらに奥に位置し、ほかの歯よりも遅れて生えてくるため、親が知らない間に生えるということから「親知らず」と呼ばれるようになったと考えられています。
親知らずが生える時期には個人差があり、早い人では15歳頃から見られることもありますが、多くの人は20歳前後に萌出する傾向があります。まれに、30代以降に生えてくるケースもあります。
生える角度や位置もさまざまで、まっすぐ生えれば問題ありませんが、斜めや横向きに埋まっている場合は歯ぐきや隣の歯を圧迫し、痛みや腫れを引き起こすことがあります。
また、生えてくるスペースが足りないと歯ぐきの中に完全に埋もれたままになることがあります。これを埋伏歯(まいふくし)と呼び、周囲の歯に悪影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
親知らずの生え方

親知らずが生えるときの向きや状態は患者さまによって異なります。ここでは、生え方の具体的なパターンと、それぞれの特徴について詳しく解説します。
まっすぐ生える
まっすぐ正しい方向に生えることもあります。生えてくる角度が正常で、ほかの歯を圧迫していない状態であれば、そのまま様子をみて問題ないでしょう。
ただし、親知らずは奥に位置するため、歯ブラシが届きにくく、定期的なケアが重要です。
真横や斜めに生える
親知らずは、横向きや斜めに生えてくることが多いです。このような生え方は、顎のスペース不足が主な原因です。歯の一部が歯茎に覆われていたり、完全に埋まった状態だったりすることもあります。
真横や斜めに生えると隣の歯に圧力をかけ、歯並びが悪くなる原因になるほか、歯茎の腫れなどのトラブルを引き起こすケースも少なくありません。
歯茎に埋まっている
親知らずが歯茎に埋まっていたり、顎の骨の中に埋伏していたりするケースがあります。埋伏歯は視認できませんが、レントゲン検査で確認することができます。
痛みや歯茎の腫れなどの原因になっていない場合、親知らずがあることを知らないまま過ごしている方もいます。定期検診などでレントゲン撮影をした際に発見されることが多いです。
親知らずの抜歯が必要なケース

親知らずを抜くかどうかは、その生え方や周囲の歯の状態、親知らずに起因するトラブルの有無などによって判断されます。基本的に痛みがない場合は様子を見ることが多いですが、抜歯が必要なケースもあります。
以下の点に当てはまる場合は、親知らずを抜歯したほうがよいかもしれません。
痛みがある
親知らずが生えてくるときは、痛みを伴うことが多いです。そのため、炎症を起こして痛みがある場合は抜歯をするケースが多いでしょう。炎症を起こすことで、歯茎が腫れる、膿が出る、発熱するなどの症状がある場合は放置せず、できるだけ早く歯科医師に相談することが重要です。
まっすぐ生えていない
親知らずは、斜めに生えたり横向きに生えたりすることが多く、正常な位置に生えてくるとは限りません。斜めや横向きに生えると、隣の歯を圧迫し、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、歯ブラシが届きにくく、汚れの蓄積につながりやすいのも問題です。そのため、斜めや横向きに生えている親知らずは、抜歯を検討することが多いです。
適切に噛み合っていない
親知らずが真っ直ぐに生えていたとしても、適切に噛み合っていない場合があります。親知らずは上下左右にそれぞれ1本ずつ、最大4本生えますが、4本すべて生えるとは限りません。
上下どちらかが生えない場合、噛み合う歯がない状態になるため、噛み合わせのバランスが崩れます。上下ともに生えた場合でも、片方が横向きに生えていたり、上下の位置があっておらず噛み合わせがずれてしまうケースも存在します。
しっかりと噛み合っていないと、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節への負担や咀嚼機能の低下を招く可能性が高いでしょう。このような場合も、親知らずを抜歯すべきと判断されるかもしれません。
虫歯や歯周病になった
親知らずがまっすぐに生えていて、適切に噛み合っていれば抜歯せずに様子を見ることもあります。
しかし、虫歯や歯周病に頻繁になる場合などは、抜歯を検討したほうが良いでしょう。親知らずは一番奥にあるため歯磨きが難しく汚れが溜まりやすいですが、虫歯や歯周病になるということは口腔ケアが適切にできていないということです。
この場合、親知らずを残してもまた虫歯・歯周病になる可能性が高いでしょう。早期に対応し続けられれば問題ないかもしれませんが、虫歯や歯周病が悪化すると、隣の奥歯にも悪影響が及びます。
そのため、虫歯や歯周病になるリスクが高いと判断された場合や、頻繁に繰り返す場合には、親知らずを抜歯することがあります。
親知らずを抜いたあとの注意点

親知らずの抜歯は、歯科治療のなかでもやや負担が大きい処置のひとつです。治癒を早め合併症を防ぐためには、術後の適切なケアが欠かせません。
歯科医師からの指示に従うことが基本ですが、日常生活で気をつけるべきポイントをあらかじめ理解しておくことも大切です。ここでは、親知らずを抜いた後の注意点をご紹介していきます。
抜歯当日は安静にする
親知らずを抜歯した当日は、身体を安静に保つように心がけましょう。激しい運動や長時間の入浴などは血流を促進させ、出血の原因となります。血行が良くなると、腫れが悪化したり痛みが増したりすることもあります。
抜歯後は帰宅して、安静に過ごすようにしてください。
食事はやわらかいものを選ぶ
抜歯後は、傷口や周囲の組織が敏感になっています。1週間程度は、おかゆ、スープ、ヨーグルトなど、噛まずに摂取できるやわらかい食事を選ぶと良いでしょう。また、熱すぎるものや辛いもの、アルコール、炭酸飲料などは刺激となるため避けてください。
口腔内を清潔に保つ
抜歯後の傷口が完全にふさがるまでは、口腔内を清潔に保つことが大切です。歯科医師から指示があれば、抗菌性のうがい薬を使用するとよいでしょう。
ただし、抜歯当日は強いうがいは避け、口の中に入れた水をやさしく出す程度にとどめましょう。強くうがいすると、かさぶたのような役割を果たしてくれる血餅(けっぺい)が剥がれてしまう恐れがあります。歯磨きは通常通りおこなってかまいませんが、抜歯部位を避けてやさしく磨いてください。
飲酒・喫煙は避ける
飲酒や喫煙は、口内の血行を悪化させるため、抜歯後の数日間は控えましょう。血行が良くなる行為は出血の原因になるため避けるべきですが、血行が悪化する行為も避けるべきです。
口内に限らず、傷口の治癒にはある程度の血流が必要です。また、飲酒・喫煙をすると口内の免疫力が低下するため、感染症を引き起こすかもしれません。
口内の健康を保つためには、親知らずの抜歯のタイミング以降も、禁煙するのが理想です。
抜歯部位を触らない
抜歯部位が気になって、舌や指で触りたくなる方は多いです。
しかし、抜歯部位を触ると、出血したり細菌感染を起こしたりするリスクが高まります。抜歯部位が気になったとしても、できるだけ触らないように意識しましょう。
痛みを和らげるためにうがいをしたいと思うかもしれませんが、強いうがいは血のかさぶたを剥がし、治癒を遅らせる原因となります。水やぬるま湯を口に含んで出す程度にとどめましょう。
まとめ

親知らずの生え方には個人差があり、中にはまっすぐに生えてくる人もいます。
しかし、横向きや斜め向きに生えてくる人も珍しくありません。横向きや斜め向きに生えてきた場合、隣の歯に悪影響を与え、痛みや腫れを引き起こすことがあります。特に、歯並びや噛み合わせに影響を及ぼすことが多く、ブラッシングがしにくくなるためむし歯や歯周病のリスクも高まります。
また、親知らずが完全に生えてこない場合もあり、この状態を埋伏歯と呼びます。埋伏歯になると、炎症を繰り返したり隣の歯を圧迫して痛みを引き起こしたりすることがあります。
さまざまな理由から、親知らずは抜歯を検討されることが少なくありません。抜歯後は、安静に過ごし、口内を清潔に保つようにしてください。
親知らずの状態にお悩みの方は、岐阜県揖斐郡池田町の歯医者「さくら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、患者様一人ひとりの“今”と“これから”の歯の健康を見据えた「患者様目線の治療」を心がけており、虫歯や歯周病治療だけではなくインプラント治療や入れ歯治療など幅広く対応しております。